今はどんどん喫煙の環境が厳しくなっています。
タバコの税金も上がってますし、タバコを吸う場所まで限定されてきているし、さらに歩きタバコなんて以ての外で厳しい罰金が科せられる現在です。
私自身も愛煙家の1人ですけど、吸う側の人間として「禁煙のマナー」は大切だと思います。
吸わない方にとっては迷惑な行為になってしまいますからね。
タバコを吸われる方が近くにいると、タバコの匂いが嫌いな人に匂いを染み込ませてしまうことになるので罪悪感もありますし、小さな子供に万が一タバコの火が当たってしまったらと考えると、マナーに対する罰金や分煙については私自身も賛成ではあります。
タバコを止めようと思われた場合には、強い決意が必要だと思います。
健康のことを考える時に、気になるのは体重の増減ではないでしょうか?
タバコを吸うと痩せるとか、タバコを止めると痩せるという話はよく聞きますよね。
では、タバコを止めると果たして太るのか、痩せるのか解説していきます。
目次
タバコを吸うと痩せる?

タバコを吸うと痩せられるという話はよく聞きますが、本当のところどうなのでしょうか。
結論からいうと痩せられます。
タバコのニコチンの影響により胃腸の働きが悪くなり、食欲や消化・吸収する機能が低下します。
食欲を抑制してくれるので、摂取カロリーが少なくなり痩せることは可能ではあります。
しかし、基礎代謝も下げてしまうことになるため、結果的には脂肪燃焼力は徐々に下がっていくので、年齢を重ねていくと太りやすい体質になる可能性があります。
タバコには、タールやニコチン、一酸化炭素などの有害物質が多く含まれているため、体はボロボロ、痩せてはいるけどシワだらけの魔女のようなおばあちゃんになってしまいます。
喫煙による体重の減少は、痩せる効果というよりはやつれるの方が正しいかと思います。
美容を考えるのであれば、喫煙でのダイエットは避けるべきかと思います。
タバコを止めると太る?
タバコを禁煙すると太ってしまうという話はよく聞きますよね。
タバコを止めると食べ物がおいしく感じられるようになり、食べ過ぎてしまうと言われる方もおられますが、
太ってしまう本当の理由としては、確かにおいしく感じて食べ過ぎてしまうということもありますが、1番大きな要因としてはストレスです。
禁煙のイライラに加えて、タバコの代わりに食事や間食で解消しようとしてしまっているので、食べ過ぎてしまうということもあるでしょう。
また、口さみしさを解消しようとして間食が増えてしまう傾向が強いようです。
では、太らないように食事や間食を減らせば太らないのではないでしょうか?
答えはNO!です。
太る原因は実はストレスそのものにあります。
ストレスで太る原因

ストレスで太る理由
ストレスで太るのは、ホルモンバランスが変化しているのが原因です。
ストレスを感じた時には、脳内から「コルチゾール」というホルモンが分泌されます。
これはストレスホルモンと呼ばれており、起きている間は常に分泌され続けています。
コルチゾールは精神的にストレスを感じた時だけでなく、身体的にストレスを感じた時にも分泌されます。
寝ている時に「寒い」や「暑い」などの理由で目が覚めるのは、脳が生命の危機を感じてコルチゾールが分泌されるためです。
コルチゾールは強いストレスを感じると過剰に分泌されてしまいます。
そして、コルチゾールが分泌されると生命維持のために食べることの欲が強くなるのです。
それがストレスで太る原因となります。
ストレス太りのメカニズム
脳はストレスの原因が身体的なものなのか、精神的なものなのかを区別することができません。
ストレスを感じている状況では、脳が緊張状態になっており、コルチゾールの作用により生命維持装置が発動し、ブドウ糖を取り込んで体に脂肪を蓄えようとします。
タバコを止めることで食べ過ぎてしまうのは、体が欲しているからなんです。
さらに、食べたものを脂肪として溜め込もうとする体になっているため、太りやすくなってしまうわけです。
ストレス太りの解決策は「幸せホルモン」
ストレスホルンに対抗するのは、幸せホルモンのセロトニンです。
セロトニンは、ストレス太りの原因となるコルチゾールの分泌を抑制する働きがあります。
セロトニンを増やすことで、ストレス太りを断ち切ることができます。

タバコを止めて痩せる方法

タバコを止めてダイエットに取り組む為には、まずはストレスを解消する以外にも体を動かす運動などで基礎代謝を上げることも並行して行うことが必要です。
タバコを止めることでストレスを感じているならば、体は自然と太りやすい体質になっている時期ということです。
では、ストレスホルモンに対抗する「幸せホルモン」、つまりセロトニンを増やす方法として何なのか?
セロトニンを増やすためには、運動を行うことで分泌されるようになります。
ジョギングや筋トレを行うとスッキリとした気持ちになるのは、セロトニンが分泌されているからなのです。
さらに、運動を行うことで血流が良くなり、筋肉疲労も軽減されていくため充実感を味わうことができます。
あわせて、サウナやエステなどに通い汗と老廃物を流すことも効果的です。
とにかく、タバコを止めて太らない為には、何よりも「ストレス発散」に焦点をあてることが重要です。
口さみしい時には、ガムやフリスクなどを口に入れておくことで紛らわせていきましょう。
この際、くれぐれもアメは控えた方がいいかと思います。
1個程度なら問題ありませんが、口さみしい時は一時ではないはずなので、終始アメを加えていることになります。
商品にもよりますが、アメ1つで20~30カロリー程になります。
5個食べた場合で考えると100~150カロリーになります。
これは、ご飯軽く盛り1杯程度のカロリーになってしまいますので、禁煙太りに拍車をかけてしまいます。
タバコを止めて一定期間が過ぎてしまえば、口さみしい気持ちも落ち着いてくるでしょうから、コルチゾールさんのブドウ糖の要求に負けないように頑張っていきましょう。
まとめ
タバコはもともと健康に害するものです。
たばこを吸うことによって内臓も痛めつけられ、胃の働きも鈍くなってしまいます。
もし、痩せる目的で吸われているのであれば、別の方法で健康的に理想の体型を目指しましょう。
正常な体の状態に戻して、内臓の働きを活性化し、基礎代謝の高い体を作ることが美しく痩せるための方法となります。
健康あっての楽しい人生、楽しんでダイエットに取り組んでいきましょう!
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